馬の知識

馬の眼

馬の視界は350度と言われています。「真後ろ」以外はほぼ見えているようです。これは外敵から身を守る為。「草食動物」、いわゆる「食べられちゃう側」の動物は大体眼が横に付いていて、逆に(「人間」を含め)「食べちゃう側」の動物は眼が前の方に付いています。
馬は基本的に臆病です。見えない「真後ろ」で動くものは怖いので、“自分の身を守る行動”を取ろうとします。…つまり、簡単に言うと「蹴る(蹴られる)」かもしれないので、くれぐれも馬の「真後ろ(後方)」は気を付けて下さいね(^-^;

馬の耳

聴覚は良く発達しているので、特に、「大きな音」や「突発的な音」は嫌がったり、怖がったりします。なので、馬の近くでは大声や大きな音を出したりするのはやめましょう。ちなみに、競馬で目にする覆面(メンコ)は耳の部分を覆っている事で「遮音効果」があります。

特徴的なのは馬の耳の「動き」です。馬の耳の筋肉は発達していて、頭を動かさなくても音のする方に耳を向ける事が出来ます。また、その耳の動きで“馬の感情”を知ることが出来ます。目の前に“初めて見る物”や“初めて聞く音”など、興味や注意を示している時は、その物や音の方に耳をピーンと立てます。耳を後ろに倒している時は“怒っている”時です。ちなみに“本気”で怒ると頭に前から見たら耳が見えなくなるくらいに耳を倒し、目も吊り上って怖い顔になります(^^;リラックスやボケ~っとしている時は耳も力なく垂れています。そこに居る馬が「何を考えているかな?」「私の事、どう思っているのかな?」はまず“耳”を見てみてください(^-^)

馬の口

馬の「味覚」は鋭く、味を区別することが出来ます。「飼い葉(=かいば=ご飯)」に嫌な味(臭い)の薬などが少しでも入っていると、食べずに残してしまいます。
逆に「甘い物」が好きなようで、「馬=ニンジン」というイメージがありますが、あれはニンジンの“甘味”が好きなようです。果物も好み、リンゴやバナナなどもおいしそうに食べます。(あげ過ぎるとメタボの元なので控えめに…(^^;)夏場の運動後は馬ももちろん水分を取った方が良いのですが、普通の水道水を飲まない場合は「スポーツ飲料(人間が飲むもの)」を与えるとゴクゴク飲みます。(あげ過ぎるとメタボの元なので控えめに…(^^;)口の周りにはひげのような「触毛」があり、これで食べ物を確かめたり、食べ物との距離を測ったりします。
ちなみに口の下、下あごのとんがっている部分を「おとがい」といいますが、そのぷにゅぷにゅとした“触感”は最高です。ぜひ一度触ってみて下さい(^m^)

馬の性質

馬は、「草食動物」=「食べられちゃう側」の動物なので、基本的には「臆病」です。「記憶力」が良く、嫌な事をされるとなかなか忘れません。逆に褒められたりした事も良く覚えます。乗馬クラブに居る馬達はもう人間に慣れて、なついているので、人に対して攻撃してきたりすることはありません(イジメようとしたりしなければ)。でも、嫌な事をされればその相手(人物)を覚えますので、仲良く、優しく接してあげましょう。ただし、わがままや勝手な事をする場合はキチッと“叱る”事も必要です。

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